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在タイ日本人必見:タイの健康リテラシー計画2028–2032

タイ保健省、2028〜2032年の健康リテラシー行動計画第3期を策定へ

タイで暮らしていると、ヘルスケアや美容の情報って本当に多くて、どれを信じていいか迷うこともありますよね。そんな中、タイ保健省のกรมอนามัยが、国民の「健康リテラシー」を高めるための新しい行動計画(第3期)づくりを本格スタートさせました。

仏暦2571〜2575(2028〜2032年)を対象としたこの計画は、NCDsと呼ばれる病気のリスクを減らし、将来的な医療費の負担を軽くすることも大きなねらいになっています。

タイの健康リテラシー行動計画(2028〜2032年)の概要

今回動き出したのは、「การสร้างความรอบรู้ด้านสุขภาวะการป้องกันและควบคุมปัจจัยเสี่ยงที่คุกคามสุขภาวะแห่งชาติ พ.ศ. 2571–2575 ระยะที่ 3」という行動計画の策定です。主管は、กระทรวงสาธารณสุข(保健省)に属するกรมอนามัยで、仏暦2571〜2575(2028〜2032年)の5年間をカバーする第3期のプランになります。

แพทย์หญิงนงนุช ภัทรอนันตนพ รองอธิบดีกรมอนามัยは、จังหวัดนนทบุรีのโรงแรมเบสท์ เวสเทิร์น พลัส แวนด้า แกรนด์で行われたワークショップ形式の会議で、この計画づくりのキックオフを行いました。

この会議は、今後5年間のタイの健康政策の方向性を決めていくうえで重要な「仕組み」と位置づけられています。狙いは、関係するあらゆるセクターからの協力を集めて、戦略、目標、指標を明確にし、実際に現場で動かせるプランをつくること。特に、健康リスク要因を減らし、NCDsにつながる流れを断ち切ることが重点に置かれています。

NCDsリスク低減と医療費負担の軽減を目指して

กรมอนามัยがこの行動計画に力を入れている背景には、NCDsがタイにとって「重要な問題」となっている現状があります。NCDsのリスク要因がコントロールできなければ、国全体として医療や介護などのコストが増え、生活の質にも影響してしまいます。

そこでキーになるのが、国民一人ひとりの「健康リテラシー」を底上げすること。ข้อมูลด้านสุขภาพ(健康情報)を十分に理解できるようになると、自分に合った行動を選びやすくなり、結果として病気のリスクを減らしていくことが期待されています。

แพทย์หญิงนงนุช ภัทรอนันตนพは、国民に十分な健康リテラシーがあれば、適切な健康行動につながり、リスクを減らし、医療費の支出も軽くなり、長期的には国民の生活の質が上がっていくと説明しています。

この計画は、単に「知識を配る」だけでなく、実際の行動変容まで視野に入れた長期的な取り組みとしてデザインされているのが特徴です。

「アクセスから行動変容」へ導くフレームと国家戦略との連動

計画づくりをリードする一人である นายแพทย์อัครวัฒน์ เพียวพงภควัต ผู้อำนวยการกองส่งเสริมความรอบรู้และสื่อสารสุขภาพ は、この新しい行動計画が「ยุทธศาสตร์ชาติ 20 ปี(20年国家戦略)」や「แผนพัฒนาเศรษฐกิจและสังคมแห่งชาติ ฉบับที่ 14(第14次国家経済社会開発計画)」と連動していると説明しています。

国全体の長期ビジョンのなかで、健康リテラシーをどう位置づけて高めていくか、という大きな枠組みが意識されています。

そのうえで、計画の実行には「เข้าถึง เข้าใจ โต้ตอบ ตัดสินใจ ปรับเปลี่ยนพฤติกรรม บอกต่อ」というフレームワークが使われます。これは、健康情報にアクセスすることから始まり、理解し、対話し、意思決定し、行動を変え、そして周りに伝えていく、というステップをイメージしたもの。

単なる「知っている」レベルから、実際に「できる」レベルへと引き上げて、持続的な健康アウトカムを生み出すことが目標とされています。

また、このフレームを現実のものにするために、กระทรวงสาธารณสุข内部だけでなく、省外のさまざまな機関とも連携。健康コミュニケーションや健康リテラシー向上の取り組みが、継続的で具体的な形で進むよう、統合的な協力体制をとっていく方針が示されています。

Health Literacy Ecosystemとライフコースアプローチ

今回の行動計画のなかで、กรมอนามัยが重視しているキーワードのひとつが「Health Literacy Ecosystem(ระบบนิเวศความรอบรู้ด้านสุขภาพ)」です。これは、健康リテラシーを支える「環境」を広く整えるという考え方で、単に個人に情報を届けるだけではありません。

具体的には、บุคลากร(人材)やองค์กรสุขภาพ(ヘルス組織)、ระบบข้อมูล(情報システム)、บริการสุขภาพ(医療・ヘルスサービス)、เทคโนโลยีやนวัตกรรม(技術・イノベーション)、そしてภาคีเครือข่าย(パートナーシップ)などを含めた、総合的な仕組みづくりを進めていくとされています。

さらに、このエコシステム構築のベースとなっているのが「Life Course Approach(ライフコースアプローチ)」です。これは、妊娠期の女性、子ども、学齢期、働く世代、高齢者まで、人生のあらゆるステージを視野に入れて健康リテラシーを育てていく、という考え方。

กรมอนามัยは、どの年齢層であっても、健康に関する意思決定をしやすい環境を整えることを目指しており、全てのライフステージで適切な情報と支援が届くようにしようとしています。

Healthy CityからHealthy Enterpriseまで、日常生活のすべての場で

この行動計画は、「どこで暮らしていても、どんな場にいても、健康リテラシーが育つようにする」ことを大事にしています。そのためのキーワードとして打ち出されているのが、พื้นที่やชุมชนをベースにした「Healthy City」の考え方です。

都市や地域のレベルで、健康的な選択がしやすい環境をつくることで、住民が自然と良い行動を選びやすくなることが期待されています。

あわせて、日常生活のさまざまな「場(setting)」での取り組みも重視されています。具体的には、Healthy School、Healthy Family、Healthy Temple、Healthy Hospital、Healthy Enterpriseといったコンセプトを掲げ、学校、家庭、寺院、病院、職場など、それぞれの場に合った健康リテラシー向上の活動を進める方針です。

こうした多様な場での取り組みを通じて、人々が日々の生活のなかで自然に健康情報に触れ、理解し、活かせるような流れを作っていくことが目指されています。

まとめ

タイ保健省のกรมอนามัยが進める仏暦2571〜2575(2028〜2032年)の健康リテラシー行動計画第3期は、NCDsのリスク要因を減らし、国全体の医療費負担を抑えつつ、国民の生活の質を高めることを大きなゴールとしています。

「เข้าถึง เข้าใจ โต้ตอบ ตัดสินใจ ปรับเปลี่ยนพฤติกรรม บอกต่อ」というステップを軸に、Health Literacy Ecosystemとライフコースアプローチを組み合わせ、Healthy CityやHealthy School、Healthy Hospitalなど、生活のあらゆる場を通じて実行していく構想です。今後、タイで暮らす私たちにとっても、健康情報との向き合い方や、日常のヘルスケア行動に影響していく可能性がありそうです。

よくある質問(FAQ)

Q1. 今回の健康リテラシー行動計画の期間はいつからいつまでですか?

A1. 計画は仏暦2571〜2575年までの5年間で、第3期として位置づけられています。西暦に換算すると、2028〜2032年にあたります。

Q2. この計画の主な目的は何ですか?

A2. 国民の健康リテラシーを高めて健康リスク要因を減らし、NCDsという重要な健康問題の予防につなげること、そして医療費の負担を減らし、長期的に国民の生活の質を高めることが目的とされています。

Q3. この計画はタイのどのような国家戦略と関係していますか?

A3. 計画は「ยุทธศาสตร์ชาติ 20 ปี(20年国家戦略)」および「แผนพัฒนาเศรษฐกิจและสังคมแห่งชาติ ฉบับที่ 14(第14次国家経済社会開発計画)」と整合させて進められると説明されています。

Q4. 「Health Literacy Ecosystem」とはどういうものですか?

A4. บุคลากร(人材)、องค์กรสุขภาพ(ヘルス組織)、ระบบข้อมูล(情報システム)、บริการสุขภาพ(サービス)、เทคโนโลยีやนวัตกรรม(技術・イノベーション)、ภาคีเครือข่าย(パートナー)などを含めた、健康リテラシーを支える総合的な環境づくりのことを指しています。

Q5. 計画の対象となるのはどのような人たちですか?

A5. ライフコースアプローチの考え方に基づき、หญิงตั้งครรภ์(妊娠中の女性)、เด็ก(子ども)、วัยเรียน(学齢期)、วัยทำงาน(働く世代)、ผู้สูงอายุ(高齢者)まで、あらゆる年齢層が対象とされています。また、Healthy School、Healthy Family、Healthy Temple、Healthy Hospital、Healthy Enterpriseなど、さまざまな生活の場も視野に入れられています。

参照元:กรมอนามัย

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