朝一番の“かかとズキッ”に要注意:โรครองช้ำ(Plantar Fasciitis)という足裏の炎症とは
目覚めはスッキリしているのに、ベッドから一歩目を踏み出した瞬間「かかとが針で刺されたみたいに痛い…」。そんな経験、ありませんか? 数歩〜10歩くらいはビッコを引きながら歩いて、しばらくするとなんとなく落ち着く。このパターンが続いているなら、タイでもよく耳にする「โรครองช้ำ(Plantar Fasciitis)」のサインかもしれません。
放っておくと、歩くのがイヤになったり、運動を避けるようになったりして、じわじわ生活の質を下げてしまうと言われています。ここでは、この足裏のトラブルの特徴と、タイの整形外科病院で行われている予防・治療のポイントをまとめます。
โรครองช้ำ(Plantar Fasciitis)の痛みの特徴とメカニズム
โรครองช้ำは、足裏を走る「足底の腱」が炎症を起こしている状態とされています。典型的なのが、朝起きた直後や、長く座ってから立ち上がった瞬間の「Morning Pain」や「Starting Pain」と呼ばれる痛みです。
専門医によると、寝ている間や椅子に座ってじっとしている間、足裏の腱は「ゆるんだ状態」になっています。そこから突然立ち上がると、たるんでいた腱が一気に引っ張られ、まるで輪ゴムを急に強く引き伸ばしたような状態になり、その瞬間に強い痛みが走ると説明されています。最初の5〜10歩ほどは特につらく、歩き方もぎこちなくなりがちです。
その後、15〜20分ほど歩いているうちに、腱が少しずつ伸びて慣れてくるため、痛みはだんだん和らいでいきます。ただし、それで「治った」と油断してしまうのは危険で、炎症自体がなくなったわけではない、と指摘されています。
誰がโรครองช้ำになりやすい?“最初の一歩が痛い人”の特徴
足底の腱が炎症を起こす大きなきっかけは、「腱が硬くて伸びにくいこと」だとされています。年齢に関係なく起こり得ますが、女性はもともとの体のつくりとして、ふくらはぎの筋肉や足底の腱がやや硬めの人が多いとも言われており、そこにライフスタイルが重なるとリスクが上がりやすくなります。
特に注意したいのが、次のようなタイプです。
The Tight Body:もともと“なわばり”の狭い腱タイプ
生まれつき「ふくらはぎが硬い」「足裏の腱がガチガチ」という人は、โรครองช้ำの最有力候補と言われています。腱に柔軟性がないと、特別なスポーツをしていなくても、日常生活レベルの負荷だけで痛みが出ることがあります。こういうタイプの人は、とくに意識してストレッチを取り入れないと、慢性的な痛みに悩まされやすくなります。
Hard Working:立ちっぱなし・歩きっぱなしのお仕事タイプ
一日中立っている、もしくは長時間歩き続ける職業も、足裏への負担が大きくなります。タイの現場では、例えばパパママの商売で立ち仕事が多い人、教師、シェフなどが挙げられています。また、ショッピングモールを一日中歩き回るような“がっつりショッピング派”も、知らないうちに足底の腱にダメージを溜め込んでいる可能性があります。
Fashion:靴選びを間違えがちなオシャレタイプ
高いヒールや、土踏まずを支える機能がほとんどないフラットシューズ、ソールが硬すぎる靴などは、足裏の腱に直接負担がかかりやすいとされます。そこに体重増加が重なると、足底の腱が支えなければならない荷重がさらにアップ。結果として炎症が起きやすくなり、“一歩目の痛み”へとつながっていきます。
こうした要因が重なると、「痛いから歩かない」「運動しない」という悪循環になり、全身の健康状態までじわじわ落ちてしまうことも指摘されています。
日常でできるโรครองช้ำの予防とセルフケア
専門家が「いちばん効く」として挙げているセルフケアは、とてもシンプルで「ふくらはぎと足裏の腱をとにかく“伸ばす”こと」です。合言葉は「ふくらはぎが柔らかい=足が痛くなりにくい」というイメージです。
例えば、仕事中に座りながらテニスボールを足裏でコロコロ転がしてマッサージする方法が紹介されています。足底の腱を優しく刺激しながらほぐすイメージで続けることで、腱の柔軟性アップが期待できます。また、朝ベッドから降りる前に、軽くふくらはぎをストレッチしてから立ち上がるのもおすすめの方法として挙げられています。こうした小さな習慣を積み重ねることで、急な「ビキッ」とした痛みをかなり減らせると言われています。
タイの病院で行われるโรครองช้ำの治療法
痛みが強くなり、日常生活に支障が出てきた場合は、自己流で我慢し続けるのではなく、専門医による治療を検討したほうがよいとされています。タイの「โรงพยาบาลกระดูกและข้อ ข้อดีมีสุข」では、手術をしない方法から、最新の内視鏡手術まで、いくつかの選択肢が紹介されています。
Shockwave(ショックウェーブ)治療:手術なしの人気オプション
まず選択肢として挙げられているのが、物理療法の一種である「Shockwave(ช็อกเวฟ)」です。これは、高周波の音波を痛みのある炎症部位に照射して刺激し、回復をうながす治療法として紹介されています。継続的な内服薬に頼ることなく、患者の約90%で痛みが軽くなったケースがあるともされており、ロングランで人気のある選択肢になっています。
Endoscopic Surgery:小さなキズの“最後の切り札”
長年โรครองช้ำに悩まされてきて、足裏に骨のトゲのような「骨棘(こつきょく)」ができてしまったケースでは、「Endoscopic Surgery(内視鏡下手術)」という最新の方法が用いられています。足に約0.5cmというとても小さな切開を入れ、そこから内視鏡を使って骨のトゲを削り、硬く縮んだ腱をゆるめる手技が行われます。
この方法は、傷口が小さいため痛みも少なく、数週間のうちにスムーズに歩けるようになることが期待できると説明されています。足裏に大きな手術跡が残る心配も減らせるため、「手術=怖い」と感じている人にとっても、選択肢に入りやすくなってきています。
病院側は、「ショックウェーブ治療」と「内視鏡下手術」の両方を、専門医の診察のもとで提供しており、ケースに合わせて相談できる体制を整えているとしています。
まとめ
朝の一歩目が「なんとなく痛い」から始まるโรครองช้ำ(Plantar Fasciitis)は、放置すると、歩くことや好きなアクティビティを避ける原因になり、気づかないうちに全身の健康をむしばんでいく足裏のトラブルです。原因の中心は、ふくらはぎと足裏の腱の硬さと、長時間の立ち仕事や“攻めた”靴選びなどの生活習慣にあります。
まずは、毎日のストレッチや足裏マッサージで「腱を柔らかく保つこと」がセルフケアの鍵。それでも痛みが続いたり、生活に影響が出てきた場合は、Shockwave治療やEndoscopic Surgeryといった、タイの整形外科病院で提供されている方法について、専門医に相談する選択肢もあります。朝の一歩が“パワフルなスタート”になるように、今日から足のケアを見直してみてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. โรครองช้ำ(Plantar Fasciitis)って、どんな病気ですか?
A1. 足裏の腱が炎症を起こし、特にかかと付近が強く痛む状態を指します。朝起きた直後や長時間座った後の「最初の数歩」で痛みがピークになり、歩いているうちに少しずつ和らいでくるのが特徴とされています。
Q2. なぜ朝の一歩目だけ、あんなに痛いのでしょうか?
A2. 寝ている間や座っている間は足裏の腱がゆるんでいますが、そこから急に立ち上がると、ゆるんでいた腱が一気に引き伸ばされます。そのとき輪ゴムを強く引っ張るような力がかかり、瞬間的に強い痛みが出ると説明されています。
Q3. โรครองช้ำになりやすい人の特徴を教えてください。
A3. ふくらはぎや足裏の腱がもともと硬い人、長時間の立ち仕事や歩き仕事が多い人、高いヒールや土踏まずのサポートがないフラットシューズ、ソールが硬い靴をよく履く人などが挙げられています。体重増加があると、足底の腱にかかる負担もさらに大きくなります。
Q4. 自分でできる予防法やケアはありますか?
A4. ふくらはぎと足裏の腱をこまめにストレッチして柔らかく保つことが、効果的な予防として紹介されています。テニスボールを足裏で転がしてマッサージしたり、ベッドから立ち上がる前にふくらはぎを伸ばしておくことで、最初の一歩の痛みを減らすのに役立つとされています。
Q5. タイの病院では、どんな治療法が行われていますか?
A5. 手術をしない方法として、Shockwave(ショックウェーブ)という高周波の音波を痛みの部位に当てる物理療法が行われており、約90%の患者で痛みの軽減がみられたとされています。長期のケースで骨のトゲができている場合には、0.5cmほどの小さな切開から骨を削り、腱をゆるめるEndoscopic Surgery(内視鏡下手術)が選択肢となっています。
参照元:ChomPR
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