在タイ日本人向け|タイナカリン病院の骨予防ガイド
タイナカリン病院「BONE Health Day」で学ぶ、年齢を重ねても骨を守る考え方
タイの病院で、骨の健康にフォーカスしたイベント「BONE Health Day : อายุเพิ่มได้…กระดูกอย่าถอย(年齢は重ねても、骨は後退させない)」が開催されました。骨粗しょう症や筋肉・関節のケア、そして「転ばない・動けるカラダ」を保つための予防的な健康づくりに焦点を当てた内容です。
タイで暮らしながら美容や健康が気になる私たちにとって、「見た目」だけでなく、中から支える骨と筋肉の話はとても大事なテーマですよね。
BONE Health Day の概要と目的
「BONE Health Day」は、โรงพยาบาลไทยนครินทร์(タイナカリン病院)が บริษัท แอ๊บบอต ลาบอแรตอรีส จำกัด(Abbott Laboratories Thailand)と共同で開催したイベントです。会場はタイナカリン病院3階の Coffee & Library で、骨の健康や骨粗しょう症、筋肉と動作のケアについて、楽しみながら学べる場として企画されました。
オープニングでは、ศ.คลินิก นพ.ทิพชาติ บุณยรัตพันธุ์ 氏(病院長兼医療ディレクター)が開会の挨拶を行い、続いて Abbott 側からは Laura Chevrier 氏(General Manager Thailand, Cambodia and Myanmar, Established Pharmaceuticals)が登壇しました。骨の健康に関する知識を広げ、骨粗しょう症予防への意識を高めることの重要性や、両者の協力体制について語られています。
会場には、整形外科・骨関節分野の専門医、著名人、一般参加者が集まり、基礎的な健康チェックや健康情報の提供、ステージ上でのトークセッションや実践的なアクティビティが行われました。来場者が自分の体の状態やリスクを理解し、日常生活でどのように骨や筋肉を守っていくかを考えられる構成になっているのが特徴です。
STRONGER FOR LIFE:全ての世代に必要な“強いカラダ”の条件
最初のステージプログラムは「Session STRONGER FOR LIFE สร้างร่างกายที่แข็งแรง เพื่อทุกช่วงวัยของชีวิต」。担当したのは、糖尿病・内分泌疾患のコンサルタント医師である นพ.ปริญญา สมัครการไถ 氏と、整形外科・スポーツ医学・肩関節疾患の専門医である ผศ.นพ.นันทพล ชูเวสศิริพร 氏です。
ここでは、「強いカラダ」とは何かを改めて捉え直す話が中心になりました。単に体重や一般的な健康診断の数値だけで判断するのではなく、筋肉量や骨の状態、バランス能力、スムーズに動けるかどうか、日常生活のさまざまな動作をどれだけ無理なくこなせるかといったポイントが大切であるとされています。
さらに、未来の自分のために今から何を整えておくべきかという視点も共有されました。適切な運動、栄養、睡眠、日々の健康管理に加え、筋力を保つための継続的なケアに意識を向けることで、年齢を重ねても「動ける自分」でいられる可能性を高めていくという考え方です。参加者にとって、自分のライフステージに合わせて健康づくりを見直す良いきっかけになった内容と言えます。
MOVE WELL, BONE WELL:骨粗しょう症と転倒リスクを理解する
次のプログラムは「Session MOVE WELL, BONE WELL – ขยับอย่างมั่นใจ กระดูกแข็งแรง ห่างไกลโรคกระดูกพรุน」。こちらには、整形外科医で人工股関節・人工膝関節置換術を専門とする พ.อ.รศ.นพ.องอาจ พฤทธิภาส 氏、再び登場した นพ.ปริญญา สมัครการไถ 氏、そして高齢者の骨折や骨粗しょう症を専門とする整形外科医 นพ.ภาณุกร พินิจประภา 氏が参加しました。
取り上げられたテーマは、関節や動きのトラブル、転倒のリスク、骨粗しょう症、その評価が必要な人のグループなど、多岐にわたります。なかでも、骨密度検査(BMD:Bone Mineral Density)による評価や、一人ひとりに合った予防・治療の方向性について、分かりやすく説明された点が印象的です。
大きなメッセージの一つは、「โรคกระดูกพรุนอาจไม่มีอาการชัดเจน(骨粗しょう症は、はっきりした症状が出ないことがある)」ということ。普段どおり歩けていても、「まだ元気だから大丈夫」と自己判断してしまうのは危うい場合があると指摘しています。年齢、健康状態の履歴、過去の骨折歴、使用している薬、その他のリスク因子などを総合的に考慮し、必要に応じて評価とケアを受けることが勧められました。
EXERCISE WITH CONFIDENCE:自分に合った動き方で“続けられる”運動を
イベントのもう一つのハイライトが、「Session ‘EXERCISE WITH CONFIDENCE’」です。登壇したのは、นักแสดง・วีเจ・พิธีกร・นักวิชาการとして活躍する ดร.ณัฐฐาวีรนุช ทองมี 氏(วีเจจ๋า)。運動と身体の動かし方について、自身の経験を交えながら、会場の参加者と一緒に体を動かす形式で進行しました。
ここで伝えられたのは、「完璧なトレーニング」よりも、「自分のコンディションに合った動きから始める」ことの大切さです。無理なく続けられる運動を通じて、自信を持って体を動かす感覚を育てていこうというメッセージが込められています。参加者が実際に一緒にエクササイズを行うことで、「運動は特別な人だけのものではなく、今の自分から始められるもの」と自然に感じられる構成になっていました。
さらに、イベントには คุณภัสสณันฐ์ สุนทรฐิติ 氏(แนนนี่ Girly Berry)も参加し、日頃の健康管理や継続的な運動に関する自身の視点をシェアしました。長期的な運動の目的は、見た目のスタイルづくりだけでなく、心身の強さや生活の質を高めることにもつながる、という考えが印象的です。
タイナカリン病院が目指す「予防」によるクオリティ・オブ・ライフ向上
「BONE Health Day」は、タイナカリン病院が掲げる予防中心のヘルスケア方針を象徴するイベントでもあります。問題が起きてから対処するのではなく、「自分の健康状態やリスクを早めに知る」ことを重視し、そのうえで骨・筋肉・動きのすべてをつなげて考える姿勢が強調されました。
骨、筋肉、そして日々の動きはバラバラではなく、互いに関係し合いながら、私たちの「自立した生活」を支えています。年齢を重ねても、自分で立ち上がり、歩き、運動し、好きなことを楽しみ続けられる状態を目指すことこそが、本当の意味での「健康」だというメッセージです。
タイナカリン病院は、あらゆる世代の人が骨・筋肉・動きをトータルにケアしながら、質の高い毎日を送れるようサポートしていく姿勢を示しています。骨の健康が気になり始めたタイ在住の日本人にとっても、予防的な視点で自分の体と向き合うヒントになる取り組みと言えそうです。
まとめ
タイナカリン病院と Abbott が共同開催した「BONE Health Day」は、骨粗しょう症や転倒リスクの理解から、筋肉・関節のケア、そして自分に合った運動の始め方まで、骨と動きの健康を多角的に学べるイベントでした。目指しているのは、寿命そのものの延長だけでなく、「年齢を重ねても、自分で立ち、歩き、動き、好きなことを続けられる人生」です。骨・筋肉・動きのつながりを意識しながら、今の自分にできる一歩から予防的な健康管理を始めていきたいですね。
よくある質問(FAQ)
Q1. 「BONE Health Day」とはどのようなイベントですか?
A1. 「BONE Health Day : อายุเพิ่มได้…กระดูกอย่าถอย」は、โรงพยาบาลไทยนครินทร์と บริษัท แอ๊บบอต ลาบอแรตอรีส จำกัด が共同で行ったイベントで、骨の健康、骨粗しょう症、筋肉や動きのケアについての理解を深め、予防的な健康管理の重要性を伝えることを目的としています。
Q2. イベントではどんなテーマが扱われましたか?
A2. 強いカラダの条件を考える「STRONGER FOR LIFE」、関節の問題や転倒リスク、骨粗しょう症、骨密度検査(BMD)などを取り上げた「MOVE WELL, BONE WELL」、自分に合った運動と動き方を学ぶ「EXERCISE WITH CONFIDENCE」など、骨・筋肉・動きを軸にした複数のセッションが行われました。
Q3. 骨粗しょう症について、どのようなメッセージがありましたか?
A3. イベントでは、「โรคกระดูกพรุนอาจไม่มีอาการชัดเจน(骨粗しょう症ははっきりした症状が出ない場合がある)」と説明されました。普段の感覚だけで「自分はまだ大丈夫」と判断するのではなく、年齢や健康歴、骨折歴、薬の使用歴、その他のリスク因子を踏まえ、必要に応じて評価やケアを受けることの大切さが強調されています。
Q4. 「EXERCISE WITH CONFIDENCE」セッションの内容は?
A4. ดร.ณัฐฐาวีรนุช ทองมี 氏(วีเจจ๋า)が登壇し、参加者と一緒に体を動かしながら、無理をしない自分に合った運動の始め方や、継続しやすい動き方の考え方を共有しました。運動は特別なものではなく、自分の準備状態に合わせて始められるというメッセージが込められています。
Q5. タイナカリン病院が重視している健康の考え方は何ですか?
A5. タイナカリン病院は、予防的な健康管理を重視し、人々が自分の健康状態やリスクを早めに理解することを目指しています。骨・筋肉・動きを一体としてケアし、年齢を重ねても「立つ・歩く・動く・運動する・好きなことをする」といった日常動作を自信を持って続けられるよう支えることが、病院の大きな方向性として示されています。
参照元:โรงพยาบาลไทยนครินทร์
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