バンコク・プララム9病院が語る女性のホルモン
プララム9病院「RESET Forum」で考える、ホルモンと女性のからだ
タイでも日本でも、年齢を重ねるほど「ホルモン」との向き合い方って気になりますよね。バンコクのプララム9病院(โรงพยาบาลพระรามเก้า)は、そんな女性のホルモンと健康をテーマにしたイベント「RESET Forum」を共催しました。コンセプトは “Reset your hormones. Reclaim your body(ホルモンをリセットして、自分のからだを取り戻す)”。女性が自分のからだの変化を理解し、前向きに付き合っていくための場づくりが行われました。
ここでは、「RESET Forum」の内容や、参加した専門家たちが伝えたメッセージを、日本語でわかりやすくまとめます。タイでの最新の女性医療・ウェルネス事情に興味がある人は、ぜひチェックしてみてください。
プララム9病院が共催した「RESET Forum」とは?
RESET Forumは、プララム9病院がKangaChang、Australia Councilと協力して開催したフォーラムです。会場はバンコクのホテル「SO Bangkok」で、医療者をはじめ、ウェルビーイングの専門家や女性の健康課題に取り組む人たちが集まりました。「Reset your hormones. Reclaim your body(ホルモンをリセットして、自分のからだを取り戻す)」というテーマのもと、女性のホルモンと健康について、さまざまな角度から意見交換が行われました。
このフォーラムの大きな目的は、ホルモンの健康と女性のウェルビーイングの大切さに社会全体がもっと目を向けるきっかけをつくることです。情報を一方的に伝えるのではなく、参加者が対話しながら学べる場として設計されているのが特徴といえます。女性が自分のからだの変化をきちんと理解し、人生のどの段階でも「自分のからだのオーナー」でいられるように、という願いが込められています。
RESET Forumの開催は、女性のホルモンや健康について「オープンに話してもいい」空気を広げていく取り組みでもあります。正しい情報に基づいた会話が増えることで、からだの変化に悩んでいる女性が一人で抱え込まずに済むような社会をめざしています。
ホルモンバランスと女性のライフステージへの新しいまなざし
RESET Forumでは、ホルモンの健康を単に医療の問題としてだけでなく、「ライフステージごとのセルフケア」として捉え直す視点が共有されました。年齢によってからだもホルモンも変化していきますが、そのときどきで「自分に合ったケア」を選べるようになることが大切だという考え方です。
フォーラムのコンセプトである「ปรับสมดุลฮอร์โมน กลับมาเป็นเจ้าของร่างกายของคุณอีกครั้ง(ホルモンバランスを整えて、自分のからだの持ち主に戻ろう)」というメッセージには、女性が自分のからだを受け身ではなく、主体的にケアしていくことへのエールが込められています。からだの変化を「なんとなく我慢する」ものではなく、「知って、理解して、選ぶ」ものとして扱う姿勢が強調されました。
また、プララム9病院の参加は、年齢に応じた適切な健康管理の重要性を打ち出す機会にもなりました。思春期、月経がある時期、閉経前後、シニア世代と、どの段階でもその人に合った健康の整え方があると捉え、継続的に自分のからだと向き合うことの大切さが語られています。この「すべての世代の女性に寄り添う」視点は、多くの参加者にとって印象的なポイントだったといえそうです。
多分野の専門家が集結:女性の健康を“まるごと”考える場に
RESET Forumの特徴は、医療だけにとどまらず、多様な分野の専門家が登壇したことです。タイ国内外から、医師をはじめ、メンタルヘルス、栄養、身体の動き(ボディムーブメント)、ウェルビーイング、女性の健康など、さまざまなバックグラウンドを持つ専門家が参加しました。それぞれが自分の専門領域から、女性の健康を支えるヒントや視点を共有しています。
プログラム内容は、講演やパネルディスカッションに加え、参加者が主体的に関われるアクティビティも含まれていました。テーマは、ホルモンの健康、月経の健康、閉経(更年期以降の時期)、メンタルウェルビーイング、栄養、ライフスタイル、そして女性の全体的な健康状態など、多岐にわたります。それぞれがバラバラに語られるのではなく、「女性のからだと心のトータルな健康」という1つの大きなテーマの中でつながるように構成されていた点が特徴的です。
参加者同士が意見や経験をシェアできる場も設けられ、女性の健康についてオープンに話し合える雰囲気づくりが意識されていました。正確な情報に裏打ちされた対話を通じて、思い込みや偏見を減らしながら、女性の健康課題を前向きに語れる文化を育てていくことが意図されています。こうした「知識+対話」の組み合わせは、ホルモンや月経、閉経など、話題にしづらいテーマに光を当てるうえで、大きな意味を持ちます。
女性の健康ケア専門医・メータワディ医師が伝えたメッセージ
プララム9病院からは、メータワディ・ヌンパクディ医師(พญ.เมธาวดี หนุนภักดี)が代表としてRESET Forumに参加しました。彼女は女性の健康ケアを専門とする医師で、ホルモンの健康、セクシュアル・ウェルビーイング、そして健康的なエイジングのサポートまで、幅広い領域をカバーしています。
フォーラムでは、メータワディ医師が医療の立場から、女性のホルモンとウェルビーイングについての見解を共有しました。その中でとくに強調されたのが、「あらゆるライフステージにおける女性の健康を、トータルに、長く見ていくことの大切さ」です。単に症状に対応するだけでなく、からだの変化を理解するところから始めて、その人の年齢やライフステージに合ったケアを、継続的に行っていくという考え方です。
メータワディ医師が専門とする領域には、ホルモンの健康だけでなく、セクシャル・ウェルビーイングや、加齢と付き合いながらの健康づくりも含まれています。女性が人生のどの時期も自分らしく、納得感を持って健康を管理できるようにサポートすることを重視している点が印象的です。こうした専門家の存在は、女性が自分のからだについて相談できる選択肢を広げる意味でも大きな役割を果たしています。
フォーラム全体を通して、「女性が自分のからだを理解し、自分に合ったケアを選びとっていく」ことを応援するメッセージが繰り返し発信されました。ホルモンの話題やセクシャル・ウェルビーイング、年齢とともに変わるからだのことを、恥ずかしさやタブー視から解き放ち、科学的な情報に基づいて話せるようにする――RESET Forumは、そんな文化づくりの一歩にもなっています。
まとめ
プララム9病院が共催した「RESET Forum」は、「Reset your hormones. Reclaim your body」というコンセプトのもと、女性のホルモンと健康を多角的に考える場として開催されました。医師やメンタルヘルス、栄養、ウェルビーイングなど、多彩な専門家が参加し、ホルモン、月経、閉経、メンタルヘルス、栄養、ライフスタイルといったテーマを、女性の人生全体と結びつけて語り合ったのが特徴です。
メータワディ・ヌンパクディ医師をはじめとする専門家たちは、女性のからだの変化を理解し、ライフステージごとにふさわしいケアを続けていく重要性を強調しました。女性の健康について、オープンに、そして正確な情報に基づいて話せる場を広げていくことが、このフォーラムの大きな意義といえます。タイでこうした動きが進むことで、同じアジアに暮らす私たちにとっても、女性の健康との向き合い方を見直すヒントになりそうです。
よくある質問(FAQ)
Q1. RESET Forumとはどのようなイベントですか?
A1. RESET Forumは、プララム9病院がKangaChang、Australia Councilと共催したフォーラムで、「Reset your hormones. Reclaim your body(ホルモンをリセットして、自分のからだを取り戻す)」をコンセプトに、女性のホルモンと健康について学び合う場として開催されました。
Q2. RESET Forumはどこで開催されましたか?
A2. バンコクのホテル「SO Bangkok(ソー バンコク)」で実施され、医療者やウェルビーイングの専門家、女性の健康に関わる人たちが集まりました。
Q3. フォーラムではどのようなテーマが扱われましたか?
A3. ホルモンの健康、月経、閉経、メンタルウェルビーイング、栄養、ライフスタイル、そして女性の全体的な健康状態などが取り上げられ、講演やディスカッション、参加型アクティビティを通じて共有されました。
Q4. メータワディ・ヌンパクディ医師はどんな役割を担いましたか?
A4. プララム9病院を代表して登壇し、女性のホルモンとウェルビーイングについて医療の立場から解説しました。女性の健康ケア専門医として、ホルモンの健康、セクシャル・ウェルビーイング、健康的なエイジングにわたる包括的なケアの重要性を強調しました。
Q5. RESET Forumが目指したことは何ですか?
A5. 女性のホルモンとウェルビーイングの重要性について社会の関心を高め、正しい情報に基づいてオープンに語れる環境を広げることです。女性が自分のからだの変化を理解し、ライフステージごとにふさわしいケアを選べるようサポートすることを目指しています。
参照元:FourHundred
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