タイ発PD IDOL 2026|腹膜透析で自分らしく生きる
タイで開催「PD IDOL 2026」――腹膜透析で自分らしく生きる患者さんをたたえる特別な一日
タイで暮らしていると、腎臓病や透析の話題って身近に感じることが多いですよね。そんななか、腹膜透析(Peritoneal Dialysis: PD)をしながら自分らしく生活している患者さんたちを讃える「PD IDOL 2026」という素敵なイベントが行われました。
治療を続けながらも、旅行や仕事、家族との時間をあきらめない――そんなリアルな姿が共有された一日を、タイの医療ニュースとしてまとめます。
「PD IDOL 2026」とは?タイ全土のPD患者さんを讃える表彰イベント
「PD IDOL 2026」は、สมาคมโรคไตแห่งประเทศไทย が中心となり、 กรมการแพทย์、สำนักงานหลักประกันสุขภาพแห่งชาติ (สปสช.)、สมาคมพยาบาลโรคไตแห่งประเทศไทย、สมาคมเพื่อนโรคไตแห่งประเทศไทย、そしてบริษัท แวนทีฟ เฮลธ์แคร์ (ประเทศไทย) จำกัด が協力して開催したプロジェクトです。対象は、腹膜透析(Peritoneal Dialysis: PD)を行いながら、自分でしっかり体調管理をしている患者さんたちです。
表彰式は仏暦2569年8月6日(2026年)に、バンコクのショッピングセンター「セントラルワールド」内の映画館「เอส เอฟ เวิลด์ ซีเนม่า」で行われました。
授与された賞は合計18賞で、タイ全国13のสุขภาพ เขต(医療圏)から選ばれた患者さんと看護師さんのロールモデルに加え、全国レベルの賞や特別賞も含まれています。特別賞には、「PD IDOL 2026」「รางวัลสุดยอดพลังชีวิต(最高の生命力賞)」「รางวัลหัวใจไม่หยุดฝัน(夢をあきらめないハート賞)」「รางวัลหัวใจสู้ไม่ถอย(あきらめないファイター賞)」「รางวัลต้นแบบแห่งแรงบันดาลใจ(インスピレーションのロールモデル賞)」など、多様なタイトルが並びました。
受賞者の共通点は、自己管理にしっかり取り組み、治療計画を継続して守りながら、生活の質を保ち、周りの患者さんにも前向きな影響を与えていること。単なる「病気と闘う人」という枠を超えて、人生を主体的にデザインしている姿が評価されています。
ハイライトは旅企画「เที่ยวฟินทั้งทริป พร้อมทิปส์ดูแลไต」
今回のプロジェクトの目玉となったのが、「เที่ยวฟินทั้งทริป พร้อมทิปส์ดูแลไต」という特別企画です。これは、「รางวัลต้นแบบแห่งแรงบันดาลใจ(インスピレーションのロールモデル賞)」を受賞した患者さんが、俳優のเกรท–วรินทร ปัญหกาญจน์さんや、インフルエンサーチーム「อาสาพาไปหลง」、そして担当看護師と一緒に旅をするというものです。
旅のなかで、腹膜透析(PD)を受けている患者さんの日常の工夫やリアルなライフスタイルが、そのまま映し出されました。
この企画では、「腎臓病の治療をしているからといって、旅行や仕事、家族との時間をすべて我慢しないといけないわけではない」というメッセージが強く伝えられています。適切な治療を受けながら、医師や看護師のアドバイスをしっかり守れば、移動や観光、仕事、家族との時間も両立しうることが、実際の旅の様子を通して示されました。
イベント当日には、この企画をまとめた番組「เที่ยวฟินทั้งทริป พร้อมทิปส์ดูแลไต」のTeaser映像も初公開され、患者さんとเกรท–วรินทรさん、「อาสาพาไปหลง」チームが過ごした印象的なシーンが紹介されています。
受賞者の言葉に見る「自宅での腹膜透析」と生活の両立
会場の雰囲気は、患者さんや家族、看護師、医療スタッフの笑顔とあたたかさ、そしてお互いを励まし合うエネルギーにあふれていたそうです。受賞者たちは、自分の生活やセルフケアの経験を分かち合い、自宅での腹膜透析がどのように日常に溶け込んでいるかを語りました。
「การล้างไตทางช่องท้องที่บ้าน(自宅での腹膜透析)」は、患者さんの生活に合わせた治療の選択肢のひとつとして、通院負担を減らしながら、仕事や家族のケア、自分の夢を追いかけることをサポートしているという姿が印象的に描かれています。
今年「รางวัลต้นแบบแห่งแรงบันดาลใจ(インスピレーションのロールモデル賞)」を受賞したのは、คุณบรรจง พรพิรานนท์さんです。自己管理への強い意識と、質の高い生活を実現していることが評価され、看護師、「อาสาพาไปหลง」チーム、そしてเกรท–วรินทรさんと一緒に、インスピレーションを届ける旅に参加しました。
คุณบรรจงさんは、「การล้างไตทางช่องท้องทำให้ผมรักษาตัวเองที่บ้านได้ และยังใช้ชีวิตได้ใกล้เคียงปกติ สิ่งสำคัญคือการมีวินัยและไม่ยอมแพ้ ผมอยากให้ผู้ป่วยทุกคนเชื่อว่า เรายังสามารถใช้ชีวิต ทำงาน และทำในสิ่งที่รักได้」と話しています。自宅で腹膜透析を行うことで、治療を続けながらも、ほぼ普段に近い生活ができているという実感と、「大事なのは規則正しさとあきらめない心」というメッセージが込められています。
一緒に旅をした俳優のเกรท–วรินทร ปัญหกาญจน์さんも、「ทริปนี้ทำให้ผมได้เรียนรู้ว่า ผู้ป่วยล้างไตทางช่องท้องสามารถดูแลตัวเองที่บ้าน เดินทาง และใช้ชีวิตได้อย่างมีความสุขมากกว่าที่หลายคนคิด เป็นประสบการณ์ที่สร้างแรงบันดาลใจให้กับผมเช่นกัน」とコメントしています。腹膜透析の患者さんが「思っていた以上に自由に、幸せそうに暮らしている」という気づきは、一般の人たちのイメージを大きく変えるきっかけになりそうです。
医師・看護師・家族が支える「自宅での腹膜透析」という選択肢
สมาคมโรคไตแห่งประเทศไทย の นายก である นพ.วุฒิเดช โอภาศเจริญสุข さんは、「โครงการ PD IDOL 2026 ไม่ได้เป็นเพียงการมอบรางวัล แต่เป็นเวทีที่แสดงให้เห็นว่า ผู้ป่วยโรคไตยังสามารถใช้ชีวิตได้อย่างมีคุณภาพ หากได้รับการรักษาที่เหมาะสมและมีทีมแพทย์ พยาบาล รวมถึงครอบครัวคอยสนับสนุน」とコメントしています。
自宅での腹膜透析は、「การล้างไตทางช่องท้องที่บ้านเป็นอีกหนึ่งทางเลือกที่ช่วยให้ผู้ป่วยมีอิสระในการใช้ชีวิต ทำงาน และทำในสิ่งที่รักได้อย่างมั่นใจ」と述べられており、生活の自由度を高める選択肢になりうることが示されています。
また、「โครงการ PD IDOL 2026 ยังสะท้อนบทบาทสำคัญของพยาบาลล้างไตทางช่องท้องทั่วประเทศ」という言葉の通り、腹膜透析を支える看護師の存在もクローズアップされています。タイ全国の腹膜透析看護師たちが、患者さんの日々のケアや心の支えとして重要な役割を担っていることが強調されています。
さらに、สมาคมโรคไตแห่งประเทศไทย や各団体、บริษัท แวนทีฟ เฮลธ์แคร์ (ประเทศไทย) จำกัด の協力を通じて、「การส่งเสริมความรู้ที่ถูกต้องเกี่ยวกับการล้างไตทางช่องท้องที่บ้าน และสนับสนุนให้ผู้ป่วยเข้าถึงทางเลือกการรักษาที่เหมาะสม เพื่อยกระดับคุณภาพชีวิตของผู้ป่วยโรคไตไทยอย่างยั่งยืน」という目標が掲げられています。正しい情報へのアクセスと、自分に合った治療法を選べる環境づくりが、長期的なQOL向上につながるというメッセージです。
受賞者の旅の様子は、YouTubeチャンネル「อาสาพาไปหลง」でフルバージョンが公開されており、「ล้างไตที่บ้าน」や「สมาคมโรคไต」のページでは、自宅での腹膜透析に関する情報も発信されています。タイ語コンテンツが中心ですが、「タイで治療を受けている」「今後の選択肢として気になっている」という日本人にとっても、現地のリアルな情報源になりそうです。
まとめ
「PD IDOL 2026」は、腹膜透析(Peritoneal Dialysis: PD)を受けながらも、自分らしく前向きに生きる患者さんや、それを支える看護師・家族・医療スタッフを讃える場として開催されました。
自宅での腹膜透析は、通院の負担を軽減し、仕事や家族との時間、好きなことを続けるための一つの選択肢になりうることが、受賞者のストーリーや旅の企画「เที่ยวฟินทั้งทริป พร้อมทิปส์ดูแลไต」を通じて伝えられています。
また、このプロジェクトは、「適切な治療」と「医師・看護師・家族のサポート」があれば、腎臓病を抱えていても生活の質を保ちやすくなるというメッセージを発信しています。
タイで腎臓病治療に関心がある人にとっても、治療とライフスタイルの両立を考えるヒントになるイベントと言えそうです。
よくある質問(FAQ)
Q1. 「PD IDOL 2026」はどんなイベントですか?
A1. 「PD IDOL 2026」は、腹膜透析(Peritoneal Dialysis: PD)を行いながら自分で上手に体調管理をしている患者さんを讃え、ロールモデルとして紹介する表彰イベントです。患者さんだけでなく、看護師やサポートする人たちも含めて、合計18の賞が授与されました。
Q2. 「PD IDOL 2026」はいつ、どこで開催されましたか?
A2. 仏暦2569年8月6日(2026年)に、バンコクのセントラルワールド内にある「เอส เอฟ เวิลด์ ซีเนม่า」で開催されました。全国各地から患者さんや医療者が集まり、あたたかい雰囲気のなかで表彰が行われました。
Q3. どんな人が受賞したのですか?
A3. 自己管理にしっかり取り組み、治療計画を継続して守りながら、生活の質を保ち、周りの患者さんにも前向きな影響を与えている人たちが選ばれました。タイ全土13のสุขภาพ เขตからのロールモデルに加え、全国レベルの賞や「インスピレーションのロールモデル賞」などの特別賞も設けられています。
Q4. 「เที่ยวฟินทั้งทริป พร้อมทิปส์ดูแลไต」とは何ですか?
A4. 「เที่ยวฟินทั้งทริป พร้อมทิปส์ดูแลไต」は、「インスピレーションのロールモデル賞」を受賞した患者さんが、俳優のเกรท–วรินทร ปัญหกาญจน์さんやインフルエンサーチーム「อาสาพาไปหลง」、担当看護師と一緒に旅をする企画です。自宅で腹膜透析を続けながらも、旅行や仕事、家族との時間を楽しむ姿を紹介し、腹膜透析があっても生活を工夫できることを伝えています。
Q5. イベントからどんなメッセージが伝えられていますか?
A5. 腎臓病の患者さんも、適切な治療を受け、医師・看護師・家族のサポートを得ることで、生活の質を保ちながら自分らしく生きることを目指せる、というメッセージが強調されています。自宅での腹膜透析は、通院負担を減らし、仕事や家族との時間、好きなことを続けるための一つの選択肢になりうることが示されています。
参照元:สมาคมโรคไตแห่งประเทศไทย
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